2025.09.08
資産形成
【2025年最新版】老後資金2000万円が危険な理由と“お金を増やす”方法
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目次
Toggleニュースで毎日のように取りざたされる物価高騰。2025年の消費者物価指数は上昇を続けています。こうした報道を受けて、顔が暗くなったことはありませんか?このまま物価上昇が続くと今の生活はもちろん、老後働けなくなったときにどうなるか、不安を抱えるのは、あなただけではありません。でも、数字で現状を把握し、対策を立てることで不安は「計画」に変わります。
本記事の要約
物価高騰が続く今、老後資金2,000万円では不足する可能性があります。本記事では、老後に必要な生活費やお金の価値が下がる仕組みを解説し、新NISAを活用した資産形成や家計見直しの方法を紹介。将来の不安を「計画」に変える第一歩をサポートします。
老後資金は「いくらあれば安心」なのか?最新データでざっくり確認
2019年の金融庁報告書に、「高齢夫婦無職世帯」が老後30年間で約2000万円の金融資産が不足する可能性があると発表されました。インパクトのある金額に驚いた方は少なくないでしょう。その発表を受けて「老後資金に2000万円も要らない」、「老後資金は4000万円は必要」とさまざまな意見が飛び交うようになりました。
日本人の平均寿命と老後生活費
厚生労働省の発表によると、日本人の平均寿命は男性が約81歳、女性が約87歳。仮に60歳で仕事をリタイヤすると、無職期間は20~30年です。さて、この期間にいくらのお金が必要かご存じですか?
生命保険文化センターの「2022(令和4年)生活保障に関する調査」によると、老後の夫婦2人の生活費は以下の通りです。
・最低日常生活費: 月額23.2万円(食費や医療費、光熱費、日用品費)
・ゆとりある老後の生活費: 月額37.9万円(旅行やレジャーなどの娯楽費、日常生活費の充実)
この金額を見て、思ったより多いまたは少ないと感じましたか?上記は平均値のため、家族構成や健康状態、住んでいる地域など個々のライフスタイルにより異なります。また実際には、医療費や住居修繕費なども発生しますし、自活が難しくなった場合は、介護サービスの利用や施設入居費も必要となります。
何にいくら必要か、具体的な見通しを
上記の発表はあくまで平均値なので、あなた自身の生活に当てはまるかは別。数字だけを見て判断しないようにしましょう。必要なのは、あなた自身の生活にどれだけの生活費が発生し、老後に使える資産はいくらあるか見直すことです。現状をしっかり把握し、目標との乖離を確認できるとあとは資金を準備するのみ。
つまり、平均寿命や生活費のデータはあくまで目安。大切なのは、あなたの家計に合わせた具体的な計画を立てることです。
物価高騰で“老後2,000万円”が足りなくなる?お金の価値が下がる理由
目標を設定する際に注意が必要なのがお金の価値。物価高騰が続くとお金の価値は下がります。
具体的な例で言うと、2000年初頭には牛丼一杯の価格は280円前後でしたが今では500円前後。手元に1000円があったとき、約20年前は3人で一人一杯ずつの牛丼を食べられましたが、今は2人で一人一杯の牛丼を食べれるかどうか分かりません。
つまり、老後生活費は物価高騰を考慮した対策が必要です。逆に考えると、価値が下がらない資金計画を建てることが豊かな老後生活のカギになります。

資金不安を減らすには、どんな準備が必要なのか?
将来の暮らしへの不安に対応するのに大事なのは、「お金の不安をなくす計画力」。不安になる原因はどんなリスクがあるかが見えないから。具体的な生活をイメージして、それに必要なお金を計画することで、自然と不安は軽減していきます。
定年後、無収入になるリスクとは?
定年後は、仕事をして暮らしていく方もいれば、仕事をせず暮らしていく方もいます。前者の場合は収入源が確保されますが、後者は貯金を切り崩しての生活になり、年金受給時まで資金が少しずつ目減りします。
お金の価値が下がるなかでの資金の切り崩しは、途中で貯金が枯渇する可能性もあります。
となると収入源を確保しながら、貯金はいざというときに備える方が賢明です。しかし、働くにも体力・気力には限界があります。働くのが難しくなったときにはどうするのがよいでしょうか。
お金に働いてもらう仕組み「新NISA」の活用
収入源の確保としてどなたでも取り組みやすいのが、新NISAを活用した資産形成。労働ほど体力・時間が必要なく、投資信託ほどの知識を必要としません。そして、少ないお金からでも取り組めるので、最初は少額で運用して慣れてきたら増額を行うのもおすすめ。
新NISAは短期で利益を出すよりも、長期運用により利益が大きくなるのが特徴。毎月定期的に投資できる仕組みを整えると、お金がお金を稼ぐようになり、資産形成が加速します。
まずは家計を見直して、新NISAの資金を捻出
「今でさえギリギリなのに新NISAの費用なんて」と思った方もいるでしょう。しかし、金融機関によっては月100円からスタートできます。また普段の支出を見直すことでムダをなくせるケースは少なくありません。光熱費や通信代、保険代などの固定費は、ライフスタイルにより適したプランが異なるため、今の暮らしに合っていないことも。将来を豊かに暮らすために、何が必要で何が不必要かしっかり見定めましょう。

老後資金計画のありがちな失敗例と対策
老後資金計画は、一歩間違えると取返しのつかない事態になることも。インターネットやSNSの情報を鵜呑みにしリスクが高い商品に投資したり、相談せず自己流で進め、家計の改善ポイントを見落としたりした人も。そうならないためには、一人で抱え込まず、専門家のアドバイスをもとに判断していくことが大事です。
専門家に相談することで、漠然とした不安が「計画」に
インターネットやSNSでさまざまな情報を入手できます。有益な情報もあれば、情報源が分からないものや悪徳商法の人たちが発信している情報も一部あります。そうした情報に騙されないよう、お金のプロにきちんと相談しましょう。
資産形成は人の数だけ答えがあります。あなたに合う方法はインターネットやSNSにはありません。最適なプランは専門家に相談することで得られ、漠然とした不安は計画に変わります。
まずは家計の現状把握から、あなたに合った備え方は?
資産形成の中心にあるのは家計。まずはどのようなお金の使い方をしているか可視化し、ムダがないか見直しましょう。特に通信費や光熱費、保険代などの固定費は、ライフスタイルにより必要な内容が異なります。金額だけでなく契約内容が適しているかまで見直し、自身の将来に必要な計画をたてましょう。
老後資金の相談は実績豊富なワークスヴィアへ
「自分だけで判断するのは不安がある」「我が家の計画はこれで大丈夫」と思った方はぜひ当社にご相談ください。
必要な老後資金はご家庭ごとに異なります。営業は一切いたしませんので、まずは「家計の見直し」から始めてみませんか?その上で、必要ならプロに相談してみるのも選択肢の一つです。

FAQ
Q1. 老後資金2,000万円では足りないのですか?
A. 物価上昇や医療・介護費用を考慮すると2,000万円では不足する可能性があります。自分のライフスタイルに合わせた具体的な資金計画が必要です。
Q2. 新NISAはどんな人に向いていますか?
A. 投資初心者や少額から始めたい人におすすめです。月100円からスタートでき、長期運用による複利効果で将来の資産形成に役立ちます。
Q3. 老後資金の準備は何から始めればいいですか?
A. まずは家計の現状把握です。通信費や保険料など固定費を見直し、余剰資金を新NISAで運用することで、無理なく準備を進められます。
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