2025.06.09
住宅ローン
変動金利は本当にお得?変動金利のリスクと見直しの最適タイミング
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目次
Toggle現在、変動金利で住宅ローンを組んでいる方も多いのではないでしょうか?低金利が続いてきたことでお得に感じているかもしれませんが、今後の金利動向によっては返済額が増えるリスクも。2025年以降の経済状況を踏まえ、今のままで本当に安心なのか、一度見直してみることが大切です。本記事では、変動金利の仕組みと今後のリスクについて解説し、適切な判断をするためのポイントをお伝えします。
本記事の要約
日本では30年ほど低金利が続き、多くの人が変動金利で住宅ローンを組んでいます。しかし、2025年1月に日銀が政策金利を0.25%引き上げ、今後も段階的な上昇が予想されます。変動金利は低金利が続く限り総返済額を抑えられるメリットがありますが、収入減少や老後の負担を見越し、適切なタイミングで見直すことが重要です。住宅ローンは単なる借り入れではなく、資産形成の要となるもの。金融機関ごとの条件を比較し、最適な選択をすることで、家計の負担を軽減し、貯蓄や投資の余裕を持つことが可能です。面倒な手続きは専門家のサポートを活用し、早めに対策を講じることが大切です。
変動金利はリスクゼロではない?2025年政策金利引き上げはどう影響する?
日本ではバブル崩壊以降、低金利が30年ほど続いており、住宅ローンの返済には変動金利を選ぶ人が約8割です。しかし、変動金利は 「このままずっと安心」ではありません。
2025年1月、日銀が政策金利0.25%から0.5%への引き上げを決定。今後も段階的に引き上げが予想され、10月以降、多くの銀行が変動金利の引き上げを予定しています。
金利が上がると、毎月の返済額も上昇します。特に、 現時点で家計の負担が大きい人ほど、今後の影響はより厳しくなる状況が予想されます。住宅ローンが将来の暮らしを圧迫しないように、早めに見直しをかけることがカギとなります。
あなたのライフプランに最適な金利タイプを選べていますか?
変動金利は低金利が続く限り、総返済額を抑えられるメリットがあります。また「5年ルール」「125%ルール」など、毎月の返済額が急上昇しないような仕組みも整っています。
しかし、住宅ローンを「金利の低さ」だけで選んでいませんか?今の低金利が続くと支払いが少なくて済むものの、少しでも上がれば、毎月の返済額が増えるリスクを抱えています。
金利の変動をキャッチアップし、柔軟な対応ができる人でないと損する可能性が高いのも事実。住宅ローンは人生の半分近い年月をかけて支払うため、契約時から放置し、ただ支払うだけの状態は最も危険です。
逆に言えば、経済環境やライフプランの変化に応じて、固定金利や借り換えを検討することで、長期的に安定した資産計画が可能となります。実際にアメリカでは2024年9月に、2年ぶりの金利引き下げで借り換えが殺到しました。

住宅ローンが「リスク」になるかもしれません
住宅ローンには、税制優遇や団体信用生命保険などのメリットがありますが、同時に「見直しをしないことによるリスク」も潜んでいます。金利上昇や収入減少によって返済負担が大きくなり、家計を圧迫することも。
一般的には3つのリスクがあります。
収入減少リスク:経済環境や家族の病気で返済負担が増える可能性
老後破綻リスク:定年後の住宅ローン負担が大きい
金利上昇リスク:変動金利の場合、当初の計画と乖離が発生
転職や子育て、介護などのライフイベントにより生活が変わると、お金の使い道や必要な保障も変化していきます。
大事なのは、どんなリスクがあるか把握した上で、あなたに合った住宅ローンを選ぶことです。
収入減少リスク
2008年のリーマン・ショックによる就職率低下、2020年のコロナ禍業績不振によるボーナスカットなど、経済状況の変化に伴う収入減のリスクはいつの時代もあります。また子育てや介護により、働く時間が短くなるとその分収入は減少。病気になり、休職や退職をすると、家計負担は一層大きいでしょう。
老後破綻リスク
収入が減る一方で医療費や介護費が増える老後は、お金のやりくりに苦労する人も少なくありません。生活費に充てる予定の定年退職金や老後資金を、住宅ローンの返済に回さざるを得なくなることも。完済までの年数や家計状況にもよりますが、家計を圧迫する大きな要因になると、老後破綻しやすくなります。
金利上昇リスク
2025年1月、日本銀行は政策金利の追加利上げを決定。今後も金利上昇の可能性があります。変動金利を利用している場合、当初予測していたよりも支払いが増え、固定金利と比べてより多くの金利を支払う状態も起こりえます。特に、特に借り入れ額が多いほど、上昇時の返済総額増加の影響を受けやすくなります。
変動金利と固定金利、どちらがいいの?
住宅ローンを選ぶとき、多くの人が「変動金利と固定金利、どちらを選ぶべき?」と悩みます。どちらが正解というわけではなく、大切なのは自分のライフプランや家計のスタイルに合った選択をすること。それぞれの特徴を理解し、安心して返済できるプランを選びましょう。
◎変動金利が向いている人
・現在の低金利を活かして、総返済額をできるだけ抑えたい
・金利の見直しがあることを理解し、ある程度の変動リスクを受け入れられる
・将来的に繰上げ返済を考えており、早めに完済する可能性がある
変動金利は、一般的に固定金利よりも低めに設定されています。そのため、「できるだけ支払いを軽くしたい」「短期間で返済できる可能性がある」という方には有利な選択肢になります。ただし、市場の金利が上昇すると返済額が増える可能性があるため、こまめなチェックが必要です。
◎固定金利が向いている人
・毎月の返済額を一定にして、家計管理をしやすくしたい
・金利の変動による支払い額の増加が心配
・長期的なライフプランを立てやすい方が安心
固定金利は、契約時に決まった金利がずっと変わらないため、将来の金利上昇を気にせずに済みます。「毎月の支払いを安定させたい」「長期的な視点で家計を守りたい」という方にぴったりです。
住宅ローンは長い付き合いになるもの。今の家計状況だけでなく、将来のライフプランやリスクの許容度を考えながら、自分に合った金利タイプを選びましょう。
住宅ローンを見直すだけで、家計や資産が大きく変わります
住宅ローンは、単なる「借り入れ」ではなく、 家計の未来を左右する大きな要素です。
多くの人は民間金融機関の住宅ローンを利用していますが、メガバンクやネット銀行、地方銀行それぞれに特徴があります。
金利・団体信用生命保険・返済方式・手数料などの条件が異なるため、支払い負担を軽減するために、まずは契約時の内容を見直しましょう。過去には、金利の低いローンへ借り換えることで、毎月の支払いが○万円減少し、年間で○○万円もの節約につながったケースがありました(※実績を記載)。
また、浮いたお金を貯蓄や投資に回すことで、資産形成のスピードも加速します。
住宅ローンは、行動した人だけが得をする仕組み。
今の選択が将来を左右するからこそ、まずは状況を把握することが大事です。
最新金利事例
2025年1月、日銀は政策金利の追加利上げを決定し、金利は0.25%上昇しました。
2月の変動金利は横ばい傾向ですが、多くの銀行が10月以降、変動金利の引き上げを予定しています。
しかし一部の金融機関では新たな動きも。例えば、TIBOR(東京銀行間取引金利)を基準とする楽天銀行は1月より0.012%引き下げ、三菱UFJ銀行では新規契約者向けの最優遇金利を0.345%に据え置き。また団信のカバー範囲を拡充するなど、サービスを強化する銀行も出ています。

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「やっておけばよかった」と後悔する前に、まずは現状を知ることが第一歩です。
最適な選択をするために、まずは見直ししませんか?
住宅ローンの見直しは、まさに 「ダイエットの第一歩、体重を測ることと同じ」です。
今の自分にとって最適な住宅ローンを選ぶことで、将来の生活が変わります。
最適な状態なら何よりですし、気がかりな状態があった際には、「どうすると良くなるのか」を一緒に考えましょう。
FAQ
Q1. 変動金利のままで問題ないですか?
変動金利は低金利時に有利ですが、金利上昇時には負担が増える可能性があります。特に家計の余裕が少ない場合、固定金利や借り換えを検討することでリスクを抑えられます。1人1人状況が異なるので、今の状態が心配な方はご相談ください。
Q2. 住宅ローンの見直しはどのタイミングが最適ですか?
金利上昇が予想される今は見直しの好機です。また、ライフイベント(転職・出産・子供の進学など)を迎えるタイミングでも、家計の変化に合わせた見直しが重要になります。
Q3. 借り換えのメリットは何ですか?
借り換えにより、毎月の返済額を軽減し、総支払額を削減できる可能性があります。低金利のうちに見直すことで、長期的な負担を抑えることができます。
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